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マスノ マサヒロ
写真家
1954年金沢生まれ。東京でスタートした夢多きはずのカメラマン人生を早々とあきらめ、20代の中ごろを石垣島で過ごしました。勤めた島の小さな新聞社で暗室マンやカメラマンを兼ね、やがては記者としても走り回り、中学時代の作文に書いたジャーナリストになるという夢をかなえたのでした。今から思えば、あの4年間が、この人間の様々な側面の土台になっているのだとわかります。とは言っても、ちっぽけな人生に転がっている思い出は取り上げて語るほどのものでなく、されどこのまま何事もなかったかのように終わるのが口惜しいのかもしれません。だから、「遺影写真館言の葉とともに」なんでしょうか。この同じ時代を生きた方々の道を伺い知り、遺影と合わせて言葉を紡ぐことは、彼岸への旅支度としてこれ以上のものはなさそうです。
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